「バサシ」合同誌
コミティア80で、一日限りのサークル「バサシ」が頒布した合同誌の内容を、笹井が勝手にご紹介します。
大雑把な規格を編集長ヒデロさんが決めておいて、執筆者が各々本文を仕込んで来て、当日皆で編集して綴じ合わせるというぶっつけな作り方。
表紙まわりは“大編集長”ヒデロさん担当。いろんな表紙があります。金刷りの入った製本テープもヒデロさん手作り。
穴から見える色和紙を出すと執筆陣一覧が見られます。
二つ名もヒデロさんがつけてくれました。
最初は遅刻者“用心棒”ケケ世(笹井)の折りこみポスターのようなもの。微妙に規格を間違えています……。
一応、表紙裏とも繋がります。
和紙にフルカラー刷り。
次は“妖精”KRBKさんと“町娘”さちよさんの、穴あけラリー。KRBKさんがまず絵を描いて穴を開け、その穴をさちよさんが引き継いで絵を描き次の穴を開けて、と続いています。
めくりもあるよ。
色画用紙に墨刷り。さちよさんは隣のガソリンスペースの方で、個人誌の大きな蛇腹本も売っていましたが、とても小部数だったのであっという間に売り切れました。再版も受け付けるそうなので、欲しい方はさちよさんまで。
それから“旅人”白樺さんの幻想スケッチ。
混ぜ物のある特殊紙に墨刷り。白樺さんはバサシスペースの一角に放浪画家っぽいお店を開いていました。
その次は文章担当“遊び人”香川さんの架空作家書評その1。
カットやデザインは八面六臂のヒデロさんとKRBKさん(*1)。色上質紙に墨刷り。
センターカラーその1はヒデロさんの極彩色絵。表紙裏の絵ときれいに繋がっています。
センターカラーその2は“剣豪”のんきさんの、しかけ刺繍絵『DREAM』。
下が原画の一枚。ほんとに縫ってます。
のんきさんもガソリンスペースに個人誌のパラパラ漫画と顔豆を置いていて、パラパラした人を皆笑顔にしていました。
再び架空作家書評を挟んで、次は“宇宙人”ぬかたにさんの端正な散文詩『断片』。
規格を無視したサイズですが、計らずも雑誌の綴じ込み小冊子みたい。薄いマーブルの特殊紙に墨刷り。
それから“妖怪”ひとがたさんの幻想漫画『しましまひなこ』。
これも最後は表紙裏と繋がります。
水彩紙っぽい特殊紙に(実は)フルカラー刷り。
ひとがたさんも個人誌をガソリンスペースに置いていましたが、これも数部だった為よそ見しているうちに売れてしまい、ひとがたさんは「どんな人が買ったのかなあ……」と残念がっていました。買った方は良ければひとがたさんにメールか何かで名乗り出てください。というか、みんな部数が少なすぎです!
もう一度架空作家書評が来て、最後は“浪人”けん爺さんの青春漫画『After 10years』で爽やかに終わり。
色上質に墨刷り。ここだけ右綴じなので巻末から読みます。
裏表紙も穴あき。
見えてる絵を出してみると……
おまけシールになっています。最後の最後まで芸が細かい。
そして執筆陣の連絡先。
全部手作りで、しめて1000円。赤字です。
企画・編集のヒデロさんはじめ、みなさまお疲れ様でした。
関連リンク
- 「バサシ」公式:ヒデロさんによる「『バサシ』不具合解消法」などのサポート記事が追加されています(さすが玩具収集家)。読む際にとても邪魔な巻頭ポスターは、表紙の内側に挟み込んでしまうと良いそうです。
- 「からすのつぶやき」:さちよさんのブログ。レポートと個人誌の情報が上がっています。
*1:この辺間違えてたので訂正しました……恥ずかしいなあ、すみません。