選挙の事もちょこっと

阿佐ヶ谷に赴く話もあったので、時間があったら表現規制問題で知った保坂展人さんの選挙事務所にも立ち寄ってみようかなーと思っていたのですが、結局それは無いままで。(ボランティアが不足しているそうなので、近辺で興味のある方はぜひぜひ。)
選挙に関しては、党で考えると正直入れたい所が無いので、なるべく個人で見て入れようと思いつつ、選挙区の方はまだ迷い中。
青少年条例関係で「若いもんは選挙に来ない→若いもんの要望を聞く必要は無い」という空気が政治の現場にある事が良く分かったので、とにかく皆に投票権を使って欲しいなあと思っています。私も20代の頃はほんとに政治に無知無関心だったので、行かない気持ちもちょっと分かるんですけど。「選挙に行こう」と言うならもっと、いろんな所に貼りたくなる素敵なポスターを作るとかさ……。
それで思い出したけど、去年の夏にあった、オバマの選挙戦デザインディレクターの講演会レポが面白かった。

いままでは、政治に興味ある人たちしか政治に参加してこなかったけれど、政治的に関心がない人を巻き込む、ということにフォーカスした。本来(商業広告的なコミュニケーション)であればブランディングしていく上で、すべての制作物のトータルイメージを維持することが大事なのだが、オバマのキャンペーンに関するデザインのいろんな要素をウェブ上でダウンロードできるようにして、彼らが好きなようにつかえるようにした。たとえばマイケル・ジョーダンの格好をしたオバマのチープなTシャツが売られていたりしたんですね。マイバラクオバマドットコムで、さまざまな素材をダウンロードできるようにしたことで、多くの人が自分のオバマツールをつくった。TEES BY THE PEOPLE FOR THE PEOPLEという、デザインコンテストなどもした。Tシャツをつくったり、ポスターを印刷したり、シールをつくったり。それらを友達に配ったりすることが、活発化につながる。

Designing Obama / デザイニング・オバマ | tamalog


日本の選挙運動もこんな風になったら面白いけど、まずはネット使用禁止が早く解かれるといいな。