シンタクラース(Sinterklaas)

土産にHEMA(オランダのあちこちにある生活雑貨店)で、サンタクロースならぬシンタクラース(とお供のピート)のチョコレートを買いました。(→こういうの
オランダに着いたのは10/24で、帰ったのは11/8。10月中は地味にハロウィンの季節という雰囲気だったのが、11月に入ると街も商店も一気にクリスマスの雰囲気に(↓これはユトレヒト
Utrecht
……と私は思い込んでたんですが、オランダではクリスマスの前に「シンタクラース」というイベントがあって、私が見かけたのは主にそちらの準備だったのを、帰ってきてから知りました。


シンタクラースは主に子供のためのイベントで、オランダでは子供の為に国を上げて
「シンタさん一行(=シンタさん+馬+お供のピート達大勢+プレゼント?)が蒸気船でスペインからやってきた」
という大芝居を打つらしい!
アメリカのNORAD(航空宇宙防衛司令部)がイブの夜に毎年やってるNORAD Tracks Santaを思い出しましたが、法螺にテレビや新聞が加担したり、市長がシンタさんを出迎えたり、全国各町でパレードをやったりするんだから、オランダの方がより上手。すごいなあ。

3日後、いよいよシンタクラースの上陸の日。オランダの子供達にとっては1年でいちばん大事な日かもしれない。毎年、オランダの国営放送がその模様を独占中継する。Senは椅子や台で段構えの客席を作り、我が家のぬいぐるみ総出でこの実況中継を観た。
友人同士で集まってビール飲みながらサッカーのテレビ観戦するオランダ人にどこか通ずるものがある。
いよいよ船が到着。
恒例のハプニングは、「船が着岸直前に故障したため、アルミーア市が沖から小舟を出して助けた」というシナリオであった。いつかヘリコプターが助けに来ていたときもあった。
この女性は今年の上陸港であるアルミーア市の市長であると思われる。上陸港に選ばれた市町村は一丸となってイベントの準備に取り組む。なにせ全国の子供の注目がいっせいに注がれるのだ。市町村側も必死に趣向を凝らす。

http://play-lab.blogspot.com/2008/12/blog-post_04.html

ちょっとツール・ド・フランスなんかにも似てるかも。宗教もなにも関係無く、オランダの子供皆が楽しむっていう所がいいなあ。(↑の引用元は写真の様子もすごくかわいいです。)


Twitterの方では、自分のタイムラインにオランダの人(特にデヨンフさん)が居る事もあって、そろそろ(今日あたり?)オランダに上陸するらしいシンタクラースの事がちょっと気になっています。